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お話の続きは異世界で

第5章 バニーガールが仲間入りしたら

おどけて雰囲気を変えようとしたのに。

信さんは眉根を寄せて、もう一度頭を下げて謝ってきた。

「ちょ…!信さん、謝らなくて大丈夫だよ」

信さんはサムライでしょ!?

サムライはもっと威厳をもって、でんっ!と構えてないと!

信さんの腕に手を置いて、下から顔を覗き込む。

眉根は寄ったまま、口元はへの字に歪んでいて…

「ね、約束したんだから。絶対見つけようね!」

微笑んで告げれば、信さんは目を潤ませて

「おりん…!」

泣きそうなのを、うんうんと頷いて励ます。

信さん、大人のくせに涙もろいんだから。

そういう所、嫌いではないけど。

へへっと愛想笑いを浮かべる私から少しだけ距離を取って、カエルが話してる。

「ネェちゃん、いいのか?」

「いいのよぉ?」

パンダウサギさんの答えに、カエルが不満そうな顔になる。

「だって、薬草を見つければいいのよねぇ?」

何かを思い付いたのか、パンダウサギはニヤリと笑った。

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