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お話の続きは異世界で

第5章 バニーガールが仲間入りしたら

駄々っ子のように顔を歪めてお願いすると、パンダウサギさんが私の腕を離した。

「分かったわよ~。じゃあそうしましょ?」

「ネェちゃん?」

驚くカエルに、パンダウサギさんは微笑むと

「だって、心配だもんねぇ?」

ねぇ?の部分で、視線をこっちに飛ばしてきた。

心配…なのかな。

信さんは1人でもきっと大丈夫だと思う。

実際、はじめは1人で探しに出掛けて、そこに私が便乗した形だ。

だからそういう意味では心配なんかしてないんだけど…

「ほら。服を掴んだまま離さないじゃなぁい?」

からかい気味の口調に、慌てて手を離す!

力を入れてたから、信さんの袖がシワだらけになっちゃった!

「ごめん!信さん!」

「おりん、済まぬ」

「「え?」」

同時に謝って、また同時に聞き返した。

ポカンとすると、パンダウサギさんがくすくす笑い出した。

「あなた達、息ぴったりね~」

そんな言葉に、何故だか頬が熱くなる。

「そっ…そうかなぁ?」

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