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黒蜥蜴──テレビドラマとヌードモデル──

第3章 裸を期待します

生死の境、なりふりかまっていられない、あられもない姿──髪は乱れてひろがり、ポロシャツもスコートもまくれあがり、おまけのようにブラとショーツが透けて見える。

窒息寸前でフタを開けて息をつがせ、また、フタで押しつけるようにして美少女を沈める。

トリックもヤラセもなしだ。

繰り返される責め苦に、泣き叫んでいたヒロインも気力が奪われていく。アンダースコートが脱げかけるほど責め抜かれて、ようやく拷問は終わった。

こうして、抵抗する気力まで奪われた早苗さんは、縛りあげられて、美術館へ入っていく。

(あくまでもドラマである。髪もテニスウェアも乾ききっていることを気にしてはならない)

──美術館。

いきなり、肌色が映った。

[剥製]の脚からのパンアップ、つまりカメラが素肌を舐めていく。
ギリギリのタイミングでヒロインの驚愕の表情が挿入され、また、へそから上に戻る。

無防備な乳房をあっさり見せて、美貌をややロングの静止画で見せた。

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