先生、お願い…早く治して(番外編)
第13章 受付嬢らん…高梨先生は不在
どんなに嫌でも、逆らえない…
院長命令だもん。。
らんは、緊張と不安を抱きながら重い足取りで診察室へと向かった。
看護師の佐藤さんはドアを開けると
佐藤「入って!」
ニコッといつもの様に明るい表情で笑い、気分を紛らわせてくれる
しかし、不安や恐怖…そして緊張…色んな感情が重なり、足がすくむ。
佐藤「大丈夫よ!観月さん。私も側にいるし!!」
脚のすくむ私の背中を優しく押してくれた。
確かに佐藤さんが側にいてくれるのは心強い。
だが、不安や恐怖が消える事はない。。
らんは重い足取りで診察室へと入った。
佐藤「じゃあ、また脱いだらタオル掛けてココに座ってちょうだい。」
らんは小さく“はい”と答えた