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先生、お願い…早く治して(番外編)

第2章 牧野の娘…初めて見る進美外科



少しすると診察室の扉が開き、中から先程のイケメンの男性と俯き加減の女の子と一緒に手を繋ぎ出て来た



先程まで中で泣いていた子か…。。


あの2人、どんな関係かな…?
歳的に親子では無いし、、彼氏?

いや、彼氏…って感じじゃないな〜。。


なんて、気付けば余計な詮索をしてしまっていた




背は小柄で、栗色の肩より長いストレートヘア

上下ふわふわの白とピンクの短パンとフード付きのパーカー
とても可愛らしい子だった。

小柄な分、童顔に見えるが
高校生位…かな?…



男性は「先生ありがとうございました。」

そういうと、凄く綺麗な礼をした




扉の境目で見えなかったが、女の子に歩み寄る白衣の男性。


あっ、玄ちゃんだ。


石川は女の子の目線に合わせ腰を屈むと


「よく頑張ったな。ゆっくり休みなさい」



優しい微笑みを投げかけると、女の子の頭をクシャクシャっと撫でた



石川「宮田、もしかしたら、お腹痛くなるかもしれないから、その時は連絡くれ!」


宮田「分りました。」


石川「綾もいいね?痛かったら我慢せず宮田に言うんだよ?」


女の子は俯いたまま小さく頷いた





初めて白衣姿の玄ちゃん見るな…

医者なのはもちろん知ってるし当たり前だけど、玄ちゃん本当医者やってんだな…



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