先生、お願い…早く治して(番外編)
第1章 同級生、牧野と娘(ミキ)
“ じゃ、明日でも良いかな?翌日会社休みだから、どんなに遅くても安心して連れて行ける。”
「それじゃ遅くて悪いけど、夜の9時でも良いか?」
“全然大丈夫だよ。ありがと。”
「進美外科の受付には俺から話しておく。着いたら受付に行ってくれれば案内するから」
“うん。分かった。 それと…玄ちゃん…”
「ん?」
“いや…やっぱりいいや…。”
「なんだよ?気になるだろ!言えよ!」
“ぅ、うん…。さっき、オシッコする感覚が無いって言ったろ?”
「あぁ。」
“…ミキはまだ中学1年だし、まだ早い。とは思うんだけど、強打したせいで女性としての機能も一緒に落ちてるんじゃないかな…って…。。”
「うん。可能性としては充分ありえるな。」
“だよな!!でもそんな事、娘には聞けないし、調べる方法も無いし。性に目覚めさせるのも親としては…。でも機能しないまま将来そんな時が来た時に、娘が嫌な思いしたり、悩む様な事になったら可哀想だなって思うし…”
「牧野、、立派なパパやってるんだなっ!」