先生、お願い…早く治して(番外編)
第6章 牧野の娘…治療した夜は…
8時半頃
ミキは目を覚ました。
石川の言う通り、ミキが目を覚ました時には熱も痛みもすっかりと引いていた
その頃、石川はいつもの様に担当患者への処置と指示の為、ナースステーションに顔を出していた
真っ白な白衣をなびかせ現れた石川は、誰しもが目を奪われる程のオーラを持っている
“おはようございます”
看護師は皆、目を輝かせ口を揃えた様に石川を向き挨拶をする
石川「おはよう!」
石川はそこにいたスタッフみんなの目を見てニコッと微笑んだ。
看護師を集め、指示を伝え終えると、
石川「牧野さんの部屋には朝食持って行ったかな?」
看護師「いえ、まだ連絡は来てないです。」
石川「そうか…、じゃ2つ持って行ってもらえる?きっとアイツの事だ、遠慮してるんだろ!」
看護師「分かりました。」
石川「それと、お昼位に最後の診察するから、それまでお風呂入ったり、テレビ見たり、ゆっくりリラックスしてて!って言っといてくれる?」
看護師「はい。伝えます!」