先生、お願い…早く治して(番外編)
第6章 牧野の娘…治療した夜は…
石川は注射器に薬を入れると
ミキの腕にサッとアルコール消毒をする
石川「ミキちゃんごめんね〜ちょっとチクッとするよ〜!」
ゆっくりと二の腕から薬が入る
石川「よし、ミキちゃん…今注射打ったから直ぐ効くからな〜」
ミキ「ううッ…えっく…んんッ…いたぃよぉ〜もうやだぁ〜んッ…んん…」
石川は優しくミキの腰をさする
んっ…んんッ…
石川「もう大丈夫、大丈夫だよ。」
直ぐに薬は効始め、ミキの身体から少しずつ力が抜けるのが伝わる
ミキ「んっ…んんっ…痛い〜」
石川「よしよしッ。大丈夫、、大丈夫だよ〜。痛かったね…もう大丈夫だからね〜」
ミキの背中をさする優しい手と声が、痛みを取ってくれるかの様だった
石川「ミキちゃん、朝起きる頃には治療で入れた薬も完全に抜けるからね。もう大丈夫だから、今度こそ安心してゆっくり寝て良いよ。」
ミキ「本当にもう痛くなんない?」
不安そうに訊ねる
石川「あぁ〜本当だ!朝には良くなってるから安心して良いよ!」
石川はニコッと笑った
神経の刺激と興奮を抑え込むその痛み止めの注射もまた強い為、
その痛みを取ると同時に急激な眠気を誘い、ミキはすぐに眠りに付いた
ベット脇で心配そうに見守る牧野に
石川「もう大丈夫だ。朝には完全に薬抜けるから、もう心配ない!だからお前ももう安心して寝て良いぞ!」
牧野「はぁ〜。本当良かった。ありがと玄ちゃん。やっぱり泊まってよかったよ!」