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中出し家族。

第7章 不穏な陰



圭「具合はどう?」

麻衣香「薬飲んだんでだいぶ…?」

圭「どうかした?」

麻衣香「いえ、なんでも…」

圭「そう」

麻衣香「…っ」


圭が現れた時
その時は気づかなかったが
側に近づいた時、香水の匂いがした

その匂いは男性物の香りではなく
女性物の華やかで上品な
甘い香りだった


麻衣香「…」

圭「何か欲しい物あったら遠慮なく言っ
てね、大事な体なんだから」

麻衣香「…はいっ…」

圭「じゃあ行くね、お大事に…」

麻衣香「…」


麻衣香に気を遣ったのか
言葉とは裏腹に心配してないのか
圭は来て早々に部屋から出て行ってしま
った


麻衣香「…はぁ、っ…」


圭が行ってしまい
再び一人きりになった麻衣香
熱は下がらず香水の事もあり不安は募る
一方だった


麻衣香「…」


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