
中出し家族。
第7章 不穏な陰
麻衣香「全部、私のせい…」
北川「違います!!」
麻衣香「…」
北川「麻衣香様は何も悪くありません、
だってあれは、あれは…」
麻衣香「なに?」
北川「…」
麻衣香「北川さん!?」
北川「あれは事故、事故ですから」
麻衣香「…」
北川「過ぎた時間は二度と戻りません、
だから早く忘れましょう」
麻衣香「…」
なだめるように
まるで言い聞かせるように
強く「事故」だと強調し早く忘れるよう
言う北川
だけど忘れられるわけがない
親が亡くなったのに
忘れるなんて
麻衣香「…」
北川「さっ、もう休みましょう、きっと
今度は素敵な夢が見れますから」
麻衣香「…はいっ…」
北川「…」
また夢を見るのではと
眠るのが怖がったが目を閉じると
すぐ睡魔に襲われ朝方まで目覚める事は
なかった
