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中出し家族。

第14章 悪夢の始まり



麻衣香「無視したって、別にそんな…」

加藤「事の発端は俺なんだ」

麻衣香「!!」

加藤「俺がもっと、あいつに言い返せてれば…」

麻衣香「あいつ?」

加藤「鬼崎、鬼崎和真…」

麻衣香「えっ」

加藤「…」


ある日突然、教室で孤立しだした麻衣香
それがきっかけで登校拒否になり
今に至るわけだが
まさか…

その発端が加藤、和真にあるなんて
一体どういう事なのか…


加藤「ある時、鬼崎にこう言われたんだ
命惜しくば金輪際、椚麻衣香には近づく
なって…」

麻衣香「!!」

加藤「俺、怖かったけど、椚との関係を
友達付き合いをやめる気はなかったんだ
本当に!!でも、友達がその会話を偶然
聞いてて、それで…」

麻衣香「…」

加藤「みんな、椚や鬼崎の事、怖がって
それであんな事に…」

麻衣香「…」

加藤「ごめん、ずっと謝りたくて、でも
話しかける勇気もなくて…」

麻衣香「…」

加藤「ごめん、ごめんなさい…」

麻衣香「…」


深々と頭を下げ、麻衣香に謝罪する加藤
その表情、態度から心から反省し
謝罪してるのがわかった
だけど…


麻衣香「…」


何も言ってあげる事はできなかった


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