
中出し家族。
第14章 悪夢の始まり
麻衣香「父の事、知って…友達だったんですか…」
鬼崎「遥は有名人だったから知らない人なんて
学校にいなかったよ」
麻衣香「有名人…」
鬼崎「かっこよくて、スポーツも万能で
成績は常にトップ、でもそれを自慢せず
性格もよかった…」
麻衣香「…」
鬼崎「女子からも、男子からも好かれて
みんな大好きだった、私も…」
麻衣香「えっ?」
鬼崎「私も、その一人でね…」
麻衣香「…!!」
鬼崎「…」
話しに夢中になるあまり気づかなかったが
いつの間にか鬼崎は立ち上がり
ジリジリと距離を…
麻衣香「あ、っ…」
鬼崎「…」
麻衣香との距離を詰めてきていた
鬼崎「それなのに、遥は…」
麻衣香「…っ」
鬼崎「あんな何処の馬の骨かわからない
女に騙されて、結婚までして」
麻衣香「鬼崎さ…」
鬼崎「叶わぬ恋だったと何度も諦めよう
としたよ、でも諦めきれなくてそんな時
君を見つけた」
麻衣香「私を…」
鬼崎「そしてこう思ったんだ」
麻衣香「…!?」
鬼崎「君が鬼崎の血を引く子供を産めば
その子は私と遥の子供になるって」
麻衣香「何言って…」
鬼崎「私と遥の愛の結晶がこの世に誕生する
こんな素敵な事ってないよ」
麻衣香「…っ」
