
中出し家族。
第15章 絶望と希望
北川「旦那様、麻衣香様は…」
鬼崎「遥の事か?遥なら大丈夫、元気に
やってるから心配するな」
北川「でも最近、ご飯も食べられてない
ようですし」
鬼崎「私に口答えする気か」
北川「気に障ったなら謝罪します、ただ
過度なストレスは母体によくないといい
ます、身籠る為にもまず麻衣香様の体を
第一に考え行動するべきかと」
鬼崎「ん、それもそうだな」
北川「息抜きに散歩などはどうでしょう
庭を歩くだけでも」
鬼崎「…」
北川「ダメでしょうか…」
麻衣香を気遣って
外へ連れ出そうとする北川
外出はダメでも庭を散歩するくらいなら
と提案してみると
渋々…
鬼崎「わかった」
北川「ありがとうございます」
鬼崎「その代わり北川、必ずお前が同伴
しろ、時間も短時間、敷地外への外出は
一切禁止、守れなかった時は」
北川「わかってます」
鬼崎「…」
北川「守れなかった時は私が責任を持って
対処致します」
鬼崎「北川、お前を信じてるからな」
北川「はい」
こうして条件付きだったが
短時間の外への外出を許された麻衣香
一日一回、三十分程度
敷地内の庭を歩く程度だったが
閉じこもりの日々から解放され心身共に
リラックスする事が
できた
麻衣香「…」
北川「どうですか?少しは気分転換になり
ました?」
麻衣香「外の空気が気持ちいい、太陽も
すごく眩しいし…」
北川「いい天気ですからね」
麻衣香「…北川さん、ありがとう…」
北川「麻衣香様…」
麻衣香「…」
