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中出し家族。

第16章 終わりと始まり



麻衣香「負けないんだから!!」

鬼崎「!!」


そう言うと麻衣香は
鬼崎の腹に思い切り蹴りを入れ
怯んだ隙に鬼崎の腕を振り切り部屋の中へ
逃げた


麻衣香「!?」

男性①「鬼崎様!!」

男性②「早く女を捕まえろ!!」

麻衣香「っ…」


だけど部屋には
ガタイのいい男達が二人
逃げ出した麻衣香を捕まえようとしていた

狭い部屋の中、身動きは取りづらく
どう逃げればいいか…


男性①「大人しくしてくれさえすれば危害は
加えませんから」

男性②「さっ、こちらに」

麻衣香「…」


優しい口調で油断させ
ジリジリと距離を詰めてくる男達
だけど麻衣香は男達と距離を取り玄関を
目指した


麻衣香「っ!!」

男性①「あっ、逃げるぞ!!」

男性②「待て!!」

麻衣香「!!」


玄関まであと少し、あと少しで逃げ切れる
必死に手を伸ばし玄関ドアに
手をかけた麻衣香


麻衣香「やった、助かっ…」

鬼崎「…」

麻衣香「…えっ」


だけど次の瞬間
ものすごい力で腕を引っ張られ
あと少しのところ、再び鬼崎に捕まってし
まった


鬼崎「お前っ、よくも」

麻衣香「!?」

鬼崎「お前は違う、お前はもう遥じゃない!!」

麻衣香「っ…」


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