テキストサイズ

中出し家族。

第16章 終わりと始まり



それから麻衣香は
警察署で事情聴取を受けた
聴取では鬼崎との関係や襲われた経緯など
聞かれたが正直には
話さず

以前お世話になっていたが
家を出て一人暮らしを始めたところ
口論となり、あのような事件に発展したと
説明した

あの場にいた男達はただ雇われただけで
麻衣香と鬼崎の関係は知らず
鬼崎が亡くなってる為
警察も疑わず
結局、容疑者死亡で
事件は大事になる事なく終わった


麻衣香「よしっ、こんなもんかな」


だけど近所の目もあり、また引っ越す事に

一ヶ月も住んでいなかったが
この部屋は北川と過ごした最後の場所で
どこか愛着げあり、お別れするのは
少し寂しかった


麻衣香「…」


コンコン(ドアをノックする音)


麻衣香「…!!」


荷造り中、誰か訪ねて来た
勧誘か近所の人か、それとも警察か…


麻衣香「…っ」


居留守を使おうかと思ったが
部屋の電気を付けており居留守は難しく
とりあえずドア穴から訪問者を
確認する事に

すると…


麻衣香「…えっ、嘘…」

和真「…」


訪問者は鬼崎の息子、和真だった


麻衣香「なんで…」

和真「…」


静かにしていたが
中にいる事がわかってるようで
和真は帰ろうとせず、そのままドアの前に
立っていた


コンコン(ドアをノックする音)


和真「麻衣香、いるんだろう」

麻衣香「…っ!!」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ