がーるず・らぶ2 ラブ・スイッチ
第1章 恋愛のスイッチ
私には、恋愛のスイッチがある。
それは自分で切り替える事が出来ない、厄介なスイッチで、いつも勝手にONになり、OFFになる。
私の好みじゃないはずの男の子に、挨拶されただけでONになり、
ご飯を食べているところを見ただけでOFFになる。
爽やかにランニングしていた太っちょさんの汗を見てONになり、スーツ姿を見かけた途端、OFFになる。
コンビニで働く外国人の店員さんの、片言で一生懸命に話す様子に胸キュンしてONになり、私服姿で別のコンビニで、数人の外国人達と屯しながらカップラーメンを食べてる姿を見かけてOFFになる。
・・・こんな感じなので、付き合いはじめるキッカケなんて発生しないまま…
彼氏がいない歴は……3年。
・・・私、異常なんだろうか?