がーるず・らぶ2 ラブ・スイッチ
第3章 私の…性癖?!(性的表現あり〼)
・・・その日の夜。
パジャマに着替えた私は、ベッドの上で大きなクッションにもたれながら昼間のことを思い出していた。
(雫・・・可愛かったなぁ……)
今までも彼女が可愛いことは分かってて、一緒にお出かけして、男の人に声を掛けられるのは彼女ばかり。
私はそんな彼女を守るSPみたいにそんな連中を追い払う役回りをしていた。
幼馴染で、いつもそばにいて。
昔は彼女の手を引いて走り回っていたなぁ…。
それが、今じゃ手をつなぐことすら不自然というか・・・
いい大人が、女の子同士でそんな事…出来るわけがない。
近くて、遠い。
せめて、異性同士なら…まだ、恋人同士、というレッテルが貼れて、堂々と手がつなげるのに。
(・・・だいいち……つい、ちょっと前まではそんな事、思いすらしなかったのに…)
恋愛スイッチ……私のそれは壊れてしまったの?
いや…回路が変な方向に接続されてしまったの、間違いかな?
どっちにしても、雫のことを考えるだけで胸がドキドキ、モヤモヤ、チクチクとしてしまう。
ヤバいな、私。
とりあえず、私は帰り道に立ち寄った南知多ビーチランドで買った、大きなデフォルメペンギンの人形をぎゅうっ!と抱きしめて雫への想いを鎮めようとした。