がーるず・らぶ2 ラブ・スイッチ
第8章 微睡みの中で・・・
あれから、何度イかせて、何度イったんだろうか?
ふわふわとした気持ちがいっぱいのまま、幸せ気分に浸っていた私は雫の胸に顔を埋めたまま眠っていたみたいだった。
「・・・あ、気がついた?」
くすっと笑った雫が少し照れくさそうな顔をして私を見つめていた。
「・・・わたし…寝ていたんじゃなくて気を失っていたの??」
とりあえず雫の上から身体を退かそうとして腕を突っ張った…のに、力なく私の身体はへにゃっと音を立て、再び雫の上に倒れ込んでしまう。
「あ…あれれ?力が入んない…?」
「そりゃあ、杏奈ちゃんってば、10回は果ててるんだもん。力入んないくらい消耗してると思うけどなぁ…」
え・・・?
私、そんなにイってるの?
キョトンとする私の顔を面白そうに見つめながら雫はクスクスと笑いながら話しだした。
「あんなに乱れちゃってる杏奈ちゃん、すっごく可愛くて…つい、もっと乱れさせちゃいたくなっちゃったからさぁ……」
あは,あはははは・・・。
たしかに…後半は気持ち良くなっちゃって・・・
何度もおねだりしていた気がする・・・(汗)
「雫だって何度かイったでしょ?なんともないの?」
・・・そうだよ。
たしかに、彼女だって潮を吹いちゃうくらい乱れてイっていた…はず。
「…なんともなくは、無いよ。正直、おトイレに行くのすら厳しくて。足ガクガク」
えへへっと苦笑いして頭を掻く彼女には罪悪感は少しも感じられないようで。
でも、私は…。
こんなことを、たくさんしちゃって・・・正直かなりの罪悪感が覆い被さってきていたのだった。
「ごめん…雫。私、あなたにとんでもない事を・・・」
女の子同士。
ありえない組み合わせ。
そして、お互いの恥ずかしい所を攻め合い、卑猥なことをする行為…。
正直言って、正常なことではない。
「…どうして謝るの?」
私の言葉を聞いた彼女はキョトンとしながら私を見つめた。
「だって、女の子同士なのにこんなこと…しちゃったんだよ?おかしいんじゃない??」
世間的に見たら…白目で見られて後ろ指刺されるようなこと…しちゃってるんだと私は思っていたから。
でも、彼女はそうは思っていなかった。