がーるず・らぶ2 ラブ・スイッチ
第8章 微睡みの中で・・・
「何がおかしいの?私達、好き同士で、お互いを求めあっただけだよ?なんにも間違ったことなんてしてないと思う、けど?」
「…でっ、でもっ・・・」
「…杏奈ちゃんは気持ち良く無かったの?」
「そっ…それは…その……」
め、めっちゃめちゃ気持ち…よかったです、はい。
「こういうのって、お互いを好きじゃなかったら成立しないと思うんだよね〜…。
だって、お互いの大切な場所を無防備になって触らせて、しかも、それを気持ち良く感じられるって事は、よほど相手を信頼してないとそうはならないっていうか…
上手く言えないんだけど、つまり・・・」
「…つまり?」
「少なくとも間違ってない!って私は断言できるっ!ていうこと☆」
そう言うと、雫は私をぎゅううっ!と強く抱きしめてきた。
「そりゃあ、まあ・・・そうかもしれないけど」
「…じゃあ、杏奈ちゃんは私のこと、嫌いなの?」
いや、そんなことはない!!
それは、断じて違う!
私の恋愛スイッチだってオンになったままだよ!
ぶんぶんと大きく首を横に振る私を見た雫は、更に抱きしめる力を強めてきた。
「…ちょっ・・・いたい、いたいっ」
「あ、ごめん。強すぎた、かな?」
てへっ☆と舌を出しておちゃらける雫を見て、ちょっとだけ…悩んじゃった自分がバカバカしくなってきた。
「お互いがお互いを好きなんだもん。他に理由なんて要らないじゃない?」
・・・たしかに、それは、そうだ、ね。
「大丈夫、だよ。私と杏奈ちゃんの二人なら、他に何があっても怖くないから。ほんとだよ?」
この、能天気な考え方は流石というか…
でも、確かに私だって雫がいれば・・・
この先、きっと何があっても怖くはない…と、思う。
・・・感化、されちゃってるなぁ…私(汗)
・・・でも、ま、いいか♡