機動戦士ガンダム~サマーバケーション~
第2章 夏の出会い
ガサツで原始的な人間の行動が功を奏するというのは旧世紀からよくあること。ただし、この場合は功を奏すると言っていいかどうか・・。
ヒロミの蹴りに反応して突然メインエンジンがかかったかと思えばモビルアーマーはスゴい勢いで動き出した。
「お、おい、早く何とかしろ~っ」
「何ともならない。行くとこまで行くしかないみたいだぜ~」
制御なんて効かずにモビルアーマーは2人の悲鳴を乗せて大海原を猛スピードで走って行った。
盛大な衝突音がして、モビルアーマーはカリン島に打ち上げられてやっと止まった。
モビルアーマーは派手に煙を吹いて大破してヒロミもカイトもスゴい勢いで島の海岸に放り出されてずぶ濡れに濡れて砂に顔や体が覆われた。
「お~っ、痛ぇ~っ。しかし、見ろよ。立派な島に無事に辿り着いたじゃないか」
「ゲホゲホ・・どこが無事にだ。大体お前という男はどうしてそうガサツなんだ」
「そうカリカリすんなって。スマイル、スマイル」
とりあえず当面は生活していけそうな島に辿り着いたと喜びはしゃぐヒロミと、とんだ災難に遭ったと腹を立てるカイトの漫才のような言い合いが始まった。
そんな2人を子供たちが怖い顔で睨んでいる。
「バカヤロー、どうしてくれるんだよ。お前たちのせいで、みんなの家がメチャメチャじゃないか」
勝気なショートヘアーの少女がスゴい剣幕で2人にかみついた。少女はカリン島に住む子供たちのリーダー的存在のマコ・アイランド。
なるほど、モビルアーマーが島に突っ込んだせいでみんなが住む簡易建物が倒壊してしまっている。
さらには地面も衝撃で破壊されているが、偶然にも撃墜されて土に埋もれていたモビルスーツが掘り出されていた。
「悪い、申し訳ない。お詫びに立派な海の家を作ってやるから勘弁な」
マコや子供たちに笑顔で謝るとヒロミはうんもすんもなく強引にカイトにも手伝わせてモビルスーツの修理を始めた。
この辺りでもジオンと連邦のモビルスーツ戦があったのか、GMとザクが一機ずつ掘り出されている。脱出したのか両方のモビルスーツのパイロットの姿はなかった。
ヒロミは手際よくGMを修理すると木やレンガを運んでやはり手際よく簡易建物を作っていく。
「まったく、お前という男は・・」
ヒロミの蹴りに反応して突然メインエンジンがかかったかと思えばモビルアーマーはスゴい勢いで動き出した。
「お、おい、早く何とかしろ~っ」
「何ともならない。行くとこまで行くしかないみたいだぜ~」
制御なんて効かずにモビルアーマーは2人の悲鳴を乗せて大海原を猛スピードで走って行った。
盛大な衝突音がして、モビルアーマーはカリン島に打ち上げられてやっと止まった。
モビルアーマーは派手に煙を吹いて大破してヒロミもカイトもスゴい勢いで島の海岸に放り出されてずぶ濡れに濡れて砂に顔や体が覆われた。
「お~っ、痛ぇ~っ。しかし、見ろよ。立派な島に無事に辿り着いたじゃないか」
「ゲホゲホ・・どこが無事にだ。大体お前という男はどうしてそうガサツなんだ」
「そうカリカリすんなって。スマイル、スマイル」
とりあえず当面は生活していけそうな島に辿り着いたと喜びはしゃぐヒロミと、とんだ災難に遭ったと腹を立てるカイトの漫才のような言い合いが始まった。
そんな2人を子供たちが怖い顔で睨んでいる。
「バカヤロー、どうしてくれるんだよ。お前たちのせいで、みんなの家がメチャメチャじゃないか」
勝気なショートヘアーの少女がスゴい剣幕で2人にかみついた。少女はカリン島に住む子供たちのリーダー的存在のマコ・アイランド。
なるほど、モビルアーマーが島に突っ込んだせいでみんなが住む簡易建物が倒壊してしまっている。
さらには地面も衝撃で破壊されているが、偶然にも撃墜されて土に埋もれていたモビルスーツが掘り出されていた。
「悪い、申し訳ない。お詫びに立派な海の家を作ってやるから勘弁な」
マコや子供たちに笑顔で謝るとヒロミはうんもすんもなく強引にカイトにも手伝わせてモビルスーツの修理を始めた。
この辺りでもジオンと連邦のモビルスーツ戦があったのか、GMとザクが一機ずつ掘り出されている。脱出したのか両方のモビルスーツのパイロットの姿はなかった。
ヒロミは手際よくGMを修理すると木やレンガを運んでやはり手際よく簡易建物を作っていく。
「まったく、お前という男は・・」