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扉を開けて AN

第7章 俺のニノちゃん



「あのさ・・・俺、重くない?」
「え?全然だよ。平気平気」


俺の言った言葉はホントで
ニノちゃんと2ケツは久しぶりだけど
相変わらずニノちゃんは軽くて
平坦な道なら大した負荷もなくぐいぐい漕げる

そうだ、唯一俺が松潤と互角に張り合えるとしたら
それは多分体力とか運動神経の面だ

よし、ここで逞しさアピールするぞ、
と意気込んだ俺は
緩い下り坂に差し掛かったところで
ギアを上げてスピードアップした 







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