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扉を開けて AN

第7章 俺のニノちゃん



「ちょっ、スピード出し過ぎ!」
「大丈夫!しっかりつかまってて!」


ペダルを漕ぐ足にぐっと力を入れた時
目の前を猫が横切って急ブレーキ!



「うわぁっ!!」
「えっっっ!?」



キキキキーーーーー!



すごい音がしてチャリの後輪が横滑り、
ドリフト状態に。
ぐぐっとこらえて 寸でのところで
転倒だけは免れたものの
重力に耐えられなかったニノちゃんは
俺の背中にぶつかった後 荷台から転がり落ち
もともと捻挫してた足首を更に痛める結果になった







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