扉を開けて AN
第1章 突然の告白
1-4
「相葉、こっちこっち」
「あ・・遅くなってごめん」
別に謝る必要なんてない気もするんだけど
ついつい謝ってしまうのが俺のクセで
ニノちゃんにもよく
「相葉さん謝り過ぎ。何でそんな簡単にごめんって言うのよ
もっと堂々と、毅然としてなさいよ」
なんて言われるんだけど
クセってなかなか治らないんだよね
コーヒーとポテトを買って席に着くと
そこにはキャプテンの他にもう一人
同級生のマネージャーもいた
それは良いんだけど、
上履きで現れた俺の足元をしっかり見たくせに
何のツッコミもないままスルーされる
いや、これ 通常じゃないからね?
“ 相葉だから・・・ ”みたいに納得するのは止めて!
そう思いながらも 無言でポテトをつまむと