扉を開けて AN
第20章 好みのタイプ
俺がそう言うと ちょっと照れくさそうに頭をかいて
「あぁ・・確かにね。前はそんな感じだったけど
最近はちょっと変わったかも」
「何かきっかけがあったの?」
「え?ううん、特には無いけど・・・
何か切れ長の瞳っていいなぁ、って思うようになったし
前はちょっとぽちゃっとした柔らかそうな二の腕とか好きだったけど
最近は細身の子に目が行くんだよね、まぁ 俺も大人になった、って事なのかな?」
「ふぅん・・・」
自分でも不思議そうに笑ってるけど
ホントに気づいてないの?
・・・最近の翔ちゃんは いつも俺を見てるよ