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電脳倶楽部の女の子たちとの夏

第3章 バイトで

 加奈たちは店長に着替えるように言われて、奥に行った。

「君はこれに着替えてね」

「はい」

 俺も着替えるために場所を変える。


「お待たせしました」

 着替え終わって、フロアに戻る。

「いい感じね」

「お兄ちゃん、お待たせ」

 加奈たちが着替え終わって、フロアに来た。

「どう、かな?」

 加奈が上目づかいで聞いてくる。正直、みんなの浴衣姿は似合っていた。

「うん、すごく似合ってるよ」

「お兄ちゃん、照れてる?」

「照れてないよ」

 顔が赤くなる。

「照れてる……先輩、かわいいです」

「うっ」

 小都音ちゃんに言われて、何も言えなくなる。

「もう、敦也ったら……」

 久遠が苦笑いする。

「じゃあ。持ち場についてちょうだい」

「はーい」
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