狂愛の巣窟
第6章 【禁忌を侵す者たちは…】
果てるまでの間、二度…三度とイかされ何度も痙攣した。
いつもより長いピストン……興奮してるのが伝わってくる。
口を塞いで突き上げる。
「あんっ……イクっ」
ヤバい……もし隣も露天風呂入ってたなら今の絶対聴こえてるはず。
気配はないけど必死に抑える。
「ごめんなさい……手がズレてた」
「良いの、次は塞いでて」
「ハァハァ……十和子さんっ」
後ろからギュッと抱き締められて深く突き上げられる。
ほぼ足湯だよ、私たち。
串刺しされる度に揺れる胸も鷲掴みされ乳首を抓まれ瞬く間にまた絶頂してしまった。
「ねぇ……お願い、次イかされたら潮吹いちゃう……もうイって?」
「あっあっ……出るよっ」
身体を捻ったら一颯くんも絶頂寸前でした。
抜かれた後はしゃがんで亀頭を咥え込む。
先端から勢いよく射精する体液を口内で受け止めた。
ゴク…ゴクと喉が鳴る。
先端から離れた唇は竿へと舌を這わせ再び亀頭に戻る。
「ごめんね、飲ませて」
「良いの、私がそうしたかったの」
終わるともう少しだけ浸かって露天風呂を上がった。
身体を拭いてはお待ちかねの浴衣タイム。
着慣れない一颯くんも私が一から着せてあげる。
お互い浴衣なのも新鮮で色んな角度から撮られるのはちょっと2人だけでも恥ずかしいよ。
ねぇ、撮るなら一緒に撮ろうよってば。
「15時になったら此処出よう」
そう言って携帯を直したら後ろからハグしてきて「浴衣脱がせながらシたい」ってもう勃起してる。
浴衣越しに突き刺さるくらい擦り付けてきて帯を緩めてきた。
全部は脱がさない一番エロい格好させられて畳の上で私たちは時間ギリギリまで愛し合った。
旅館を出て車に乗り込んでもなかなか出発させてくれない。
シートベルト着用しようとしたら「待って」ってそればかり。
手を握り締めて、どうにかこうにかと自分の中で折り合いをつけているのだろうか。
ギュッと握り返すと顔を上げてくれた。
「ごめんね、もっと堂々としてたいね……時間なんか気にしないで過ごせたら良いね……こんな愛し方しか出来なくてごめん」
「そんな、十和子さんのせいじゃないから……ただ帰りたくない俺の我儘だよ」