狂愛の巣窟
第10章 【狂愛の巣窟ー最終章Ⅱー】
「えっと、今日は保険のセールスマンが来てね……クンニだけ」
真っ赤にして話す私に欲情してくれているのがわかる。
“クンニが上手だったら契約してあげる”って煽っちゃったの。
そしたら即イキしちゃって、新規で申し込んじゃった。
「ダメだろ、十和子」
「ごめんなさい」
「一颯と2人でお仕置きだな」
あぁ………それ大好物。
有紗と2人で濡れちゃう。
いつの間にか購入されてた大人の玩具。
「今から俺たちの前でコレ使ってオナニーするんだ、勿論、セックスはナシだよ、知らない男にクンニさせた罰だ」
言われた通り目の前でオナニーしてみせて、玩具でもイってしまった。
2人とも、シコらず肉棒は勃起したままヒクヒクさせて自然と射精していた。
床に飛び散った精液を舐め取るまでが今日のお仕置きです。
朝から寝室で2人から攻められる日もあります。
一緒に住んでいるのでやっぱりこの2人とのセックスが一番多い。
誰かが来たなら甘い蜜で誑かしオマンコを差し出しているのかも。
私が今生きているこの世界は狂愛の巣窟です。
端から見ると息苦しい世界なのかも知れません。
ですから、私は躊躇なくセックスする事で息を楽にするのです。
だって簡単に引っ掛かるから。
この美貌に惹きつけられて寄ってくるの。
今宵も誰かが私の中に挿入ってる。
「あっ…あっ……イクっ」
壊れ足りないオマンコと飛沫をあげる体液。
専業主婦の持て余した火照る身体の行く末。
誰にも言えない入り乱れた世界。
それらは全て狂愛です。
狂愛によって成り立つ世界なのです。
【完】