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刑事とJK

第17章 過去


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「ご苦労様です、村上刑事」


『うん、ご苦労さん』


村上は殺害現場に入った


斉藤も付いていく



「遺体の死亡推定時刻は今朝の7時から7時30分までくらいです」


『ん。それで、容疑者は絞れてない?』


「それはまだ…」


『わかったよ』


村上は現場を後にした


斉藤は驚いた


いつもはただのうるせぇババアのくせに、本番じゃあなんて凛としてやがんだ…


北田の言っていた通り、村上の推理力と行動力はずば抜けていた


今の自分じゃ太刀打ち出来ないほど…










―――――――――――




『事件解決~ちゃんちゃん♪』

村上はご機嫌に椅子に座り、机の上に足を乗せる


「おい」


斉藤が呼んだ


『なーに?』


「決めた。いつかお前を抜いてやるよ」


『何をー?』



いらっ



「なんでもだ!!全部抜かしてやる!!」



『へ~、じゃあまずこれやってもらおうかなぁ~』


ニヤニヤした村上の視線をたどっていくと、山のような書類…


『最近忙しかったから、全然手ぇ付けられてないんだよね』


ウフッと笑う村上


「やっぱり…さっきのは何でもねぇ」


『男に二言はないでしょー?』

村上は立ち上がり、斉藤の肩を組んだ








…逆らったら、シメられる


「…やるよ、やりゃあいいんだろババア!!」





結局斉藤はシメられた

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