
刑事とJK
第17章 過去
―――――――――――
それから一年後
斉藤は刑事として、かなりの実力を付けてきていた
刑事科では、村上と斉藤の名コンビは有名で、数々の事件を解決してきた
「村上、昼メシ買ってきたぞー」
斉藤は袋を持って部屋を開けた
『ご苦労さ~ん』
二人は昼食を食べだした
『おいしかったー、ごちそーさん』
村上は手を合わせた
「食うのはえぇな…男か」
『かわいい女の子ですー
って…あんたメシ付いてるよ』
村上は笑って、斉藤の口元に付いた米粒を取った
そしてそれを口にした
「ばかっ…てめぇそんなもん食うなよ!!///」
『えー、じゃああんたの口に突っ込んどいたらよかったー』
「捨てとけって!!」
『米粒を無駄にするものは米粒に泣くんだよ?
ってあんた、しょうが食えないの?残して…』
「……」
『口開けろ』
斉藤は首を横に振った
『…もったいない』
村上は自分で食べた
「…次は、食う」
『当たり前だ!!』
