
刑事とJK
第19章 西の白虎、東の青龍
「なんだいこの紙は?///」
「その紙に、真理子って書いて、この箱に入れてね♪」
「違うわ、津森か真理子のどちらかを書くのよ」
ふたりは刑事科中の男性に紙を配った
「あたしのほうが、かわいいって思ったら、ま・り・こって書いてね♪」
「あたしか、この35のおばさんかを選んで、紙に名前を書いて箱に入れてちょうだい」
「歳は言わないでよね、真理子怒っちゃうぞ///」
「(ドン引き)あーはいはい」
男たちはそれぞれにペンを持ち、自分がいいなと思った方の名前を書き、紙を箱に入れていく
「あたしに一票入れてくれた人は、医療室に遊びに来てもいいわよ」
「マジで?///
じゃあ俺は津森さん…と」
「あたしに入れてくれた子は、全員ほっぺにチューしてあげるよ♪」
「じゃあぼくは真理子ちゃんで…///」
1時間後―――――
「これで全員入れたかしら?」
箱の中は紙でいっぱいになっていた
「まだよ、正貴がまだ入れてないわ」
ふたりは斉藤の仕事部屋に向かった
「斉藤!!」
「正貴!!」
「んだよ、また来たのか?」
不機嫌そうに顔を上げる
その前にバンッと紙を置いた
「あたしか、」
「あたしか、どっちかの名前を書いて」
「正貴の一票で結果が変わるかもしれないから、真剣に選んでね♪」
「はあ?意味わかんね…」
「「いいから!!!」」
斉藤は渋々紙と鉛筆を持った
さらさらっと書いて、箱の奥深くに突っ込む
「開票はシゲにでもしてもらえ」
「え、先輩、僕っすか!!??
この量を!!??」
「じゃあ嘉山君、お願いね」
「シゲちゃん、ありがとう♪」
「そんなのひどいっすよ~!!!」
