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刑事とJK

第33章 真理子の結婚大作戦




「そういえば、前に刑事科にいらっしゃいましたよね…」


「うん、その時に藤野さんを一回見た気がする」


「ですよねー、あの…歳はいくつですか?」


「ん~、言いたくないけど、35♪」


「まじっすか!?
全然見えない!!20くらいにしか見えない!!
俺は今29です」


「意外と若い!!
ヤダーあたしおばさーん(笑)」




などなど、思った以上に会話が弾んでいて
斉藤もゆうひも一安心した



『斉藤、あたしたち違う席に行く?』


「お、そうすっか?
んじゃお二人さん、ごゆっくり」


斉藤は店員にもうひとつ席を用意するよう言って、ゆうひとそっちへ行ってしまった



「な、なんだよ斉藤のやつ…///」


藤野は斉藤の方を見る



「あたしも斉藤なんですけどー」


「あ、ごめん…!!」


「くすっ、冗談♪」



二人は笑った





それを斜めの席から見るゆうひ

『あの二人、なんだかお似合いだね』



「このまま上手くいけばいいんだけどなぁ」



斉藤はパスタを口に運んだ



『あたしは上手くいくと思うよ』


ゆうひもドリアを食べた


『あっつあっつ!!
冷めてなかった~(泣)』


「鈍臭ぇなぁ」



『だって…』


ゆうひは口を尖らせた




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