
刑事とJK
第33章 真理子の結婚大作戦
「藤野さんは、下の名前何て言うんですか?」
「泰輔って言います」
「藤野泰輔…
なんか合ってる♪
でも画数多そう(笑)」
真理子は水を飲んだ
その飲んだ後の唇がきれいで、藤野は見とれた
「?
何か付いてる?」
「え、いや、何もないよ!!///」
藤野は下を向いた
――
「…藤野の奴、相当テンパってやがんな」
斉藤は呟いた
『真理子さんが可愛すぎなんだよ』
ゆうひは、いいなぁと言う感じで返した
――
「ところで…何で真理子さんは俺なんかと会おうと思ったんですか…?」
真理子は後ろにもたれた
「結婚したいなーって言ったら、正貴が紹介してくれたの」
「あ…そうっすか…」
藤野はどこか落ち込んだ
「最初は、どんなブ男が出て来るのかなーって思ってたの。
そしたらダンディーな殿方だったから嬉いよん♪」
「俺ってダンディーって感じなんすか…?」
「うんっ、それにね…」
真理子は机に肘をついて、前に乗り出した
「しゃべってたら、惚れちゃったよ♪」
「え///」
藤野はキョドり始めた
「か、からかうとか、やめて下さい…
真理子さん、スッゴく、かわいい、し、俺なんか…///」
「そんな泰輔の方がかわいい///」
と言う真理子の笑顔に、藤野は射ぬかれた
「ほんとに…言ってるんですか…?///」
「あたし、嘘は言わない、がモットーだから///」
藤野は両手を膝に置いた
「…俺も…真理子さんに惚れました///」
「…///」
真理子の顔が一気に赤くなった
「真理子さん…よかったら俺と、付き合って下さい///」
「…いいの?あたし、おばさんだよ?///」
「歳とかそんなことは、関係ないから…///」
「…お願いします///」
