
刑事とJK
第5章 ご注文
『こんばんは、ピザホットです!!
ピザの配達に参りまし…』
「……」
『……』
「お前…!?」
『刑事!?』
目の前に立っていたのは
ゆうひだった
髪を束ね、赤と白のピザ屋の制服に身を包んでいた
「ピザ屋でバイトしてたのか…」
『何よ、文句ある?』
「あぁ?
オレはお客様だぞ?
そんな態度取っていいのかぁ~?」
『あんた性格悪すぎ』
斉藤は首を傾げ、鼻で笑った
『ピザの!!注文は!!これで!!よろしいですか!!!!?』
ゆうひは山のようなピザを抱え、斉藤の耳元で怒鳴ってやった
「はいはい、よろしいよろしい」
斉藤は笑ってゆうひの制服姿を見た
暗くてあまりわからなかったが、ゆうひのスカートの丈はとても短かった
「お前…なんつうハレンチな格好…///」
『うるさいなぁー!!あたしが決めたことじゃないんだからしょうがないでしょ!?
ってか変なとこじろじろ見んな!!』
「見…たくもねぇわ、お前みたいなやつのなんか!!」
『ムカつくー、はいどいてどいて』
ゆうひはピザを中に運ぼうとした
「いいよ、オレ持ってくから…」
『最後まで責任持って配達するのがピザホットの信条なんで!!』
ゆうひは靴を脱ぎ、部屋に入った
