
刑事とJK
第5章 ご注文
中に入ると男たちが酔っ払っていた
その中にはシゲもいた
ゆうひは一瞬唖然としたが、ピザを机に置いて
『本日はご注文頂いてありがとうございます』
そういって部屋を出ようとした
「あれぇ?ゆうひちゃんがこんなところにいる~」
シゲが話しかけてきた
『こんばんは~じゃあさよなら』
なんか酔ってるみたいだし、あんまり絡まないでおこう…
扉に手をかけたとき、太ももを触られた
「誰この可愛い子~」
吉川だった
『ちょっと…!!』
払いのけようとするが、肩を抱き寄せられる
「名前なんて言うの~?お兄さんとチューしようよ~」
顔を近づけてきた
『なっ…ふざけ…』
「ふざけんな」
あたしを拘束していた吉川の腕は斉藤に掴まれた
「いででででっ!!」
斉藤はその腕を吉川の背中に回し、ぎりぎりと締め付ける
「この子はお仕事中だから手を出したらだめだろー?」
「いだいいだいごめんなさい、もうしません!!いたたたたた」
斉藤は腕を放した
「ん」
扉を開けてゆうひを通してやる
『……』
