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刑事とJK

第42章 バイト



『座ってくださいね』


斉藤は置いてあった丸イスに座った


目の前には机に置かれた血圧計


『ここに腕を通して下さい』



斉藤は言われたまま血圧計に腕を通した


ゆうひが並んであったボタンのひとつを押すと、血圧計は音を立てて腕を締め付けにかかった


するとゆうひは、そっと斉藤の手を握った



「…///」



…手、握って…


まさかこれも他の男に…?



斉藤は、不安と緊張で頭がいっぱいになった



『血圧出ましたー、あ、ちょっと高いですねー』


ゆうひは出た数値を紙にサラサラっと書いた


「ゆうひ、同じようなことを、他の…」


『じゃあ次の診断です!!』



また斉藤を引っ張って、別の部屋に連れていった



今度は身長と体重を測るようだ


『背中と頭、ピッタリつけて下さいねー』



「……」



斉藤が身長測定器に乗ると、ゆうひは頭の上の棒をガッと引き下げた


「いって!!」


その棒は斉藤の頭にぶつかり、斉藤は思わず頭を押さえた


『あっ、ごめんなさい!!』



ゆうひは斉藤の頭を撫でた



「…///」


もう一度測り直し



『…182㎝、高いですねー。では次は体重測りましょう』



斉藤は体重計に乗った




『服を1kg分減らしたとして…、70kgくらいですかね』



その記録も紙に書いていく



『じゃあ、ウエストとか測りましょうか』



ゆうひはメジャーを取り出した

『上脱いで下さい』


斉藤は黙って服を脱いだ


『まず胸囲測りまーす』


ゆうひは斉藤の前に立って、両腕を斉藤の体に回した



「…///」



しかしゆうひはずっと腕を回したまま…抱き着いたままだった


「…まだかよ?///」



『うん…もうちょっと…///』



斉藤もゆうひを抱きしめたくなったが、一応健康診断ということなのでグッと我慢した


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