
刑事とJK
第5章 ご注文
――――
眠り込んでいる藤野、吉川、橘、シゲは一カ所に固められ、
ベッドのシーツは洗濯し
床の汚物は拭き取った
「終わった~
悪かったな、助かったわ」
斉藤は床に座り込んだ
『お安い御用』
ゆうひも斉藤の前に座った
一息ついて
「お前、歳いくつだ?」
と聞いてきた
『18』
「…あと2年早いけど、まぁちょびっとくらいいいか!!」
斉藤はサラの缶ビールを二本取り出し、ゆうひの隣に座り、一本渡した
『それでも警察か…』
「ちゃうちゃう、刑事。乾杯っ」
カチンッと缶を鳴らして斉藤は勢いよく飲んだ
ゆうひも少しずつ飲んだ
『にっが』
「この美味さがわかんねぇうちはまだまだ子供だな」
『ふふっ』
