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刑事とJK

第7章 馬鹿



『ハァ、ハァ、…一体どこまで行っちゃったんだよ…?』


ゆうひは斉藤を見失った



『ああもう!!!』



自分の直感を信じ、真ん中の道を進んだ



光が届かずどんどん暗くなっていく


『ほんとこっちであってんの…?』




ずっとまっすぐ進んで行くと、叫び声が聞こえた


『……!!!』


ゆうひは走った







そして斉藤の姿を見つけた




回りにはヘロヘロになった男たち


しかし斉藤の足元もフラフラしていた






少年のうちの一人が斉藤に殴り掛かるが、斉藤はそれをかわし、足を引っかけ倒す


が、その一瞬にBは鉄パイプで斉藤の背中に一撃を食らわした


「ぐぁっ!!」


『!!!』


よろけた斉藤の、今度は頭に棒を振り下ろした



血が飛び散る



『やだあ、斉藤!!!!』



その声に斉藤は振り向いた


「…ゆうひ…」



また男が斉藤に襲い掛かった


『ダメ!!!』


斉藤はそいつの腕を掴み、腹に思い切り拳を入れた


男は白目を向いてその場に倒れ込んだ



他に襲ってきた奴らも同じように、腹にパンチを入れ
気絶させた





斉藤は全員が倒れたあと、へたへたと座り込み、壁にもたれた


『斉藤…!!』


ゆうひは急いで斉藤のもとに駆け寄った

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