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【リレー小説】ルイーダの酒場

第25章 家族の絆

「あわっ、あわわっ……!」

尻もちついてアワアワ驚くイワハシに、巨大化した龍は、アゴで背中の方を指す。

「え、背中に乗れって?」

「ギャウギャウ」

戸惑いながらも、とりあえず背中に乗ってみた。

すると――龍はフワリと宙に浮かび、城の天井を遠慮なく突き破った!

「のうわぁーーっ!」

かなり太いイワハシを軽々と乗せ、一気に大空を舞う龍。

その光景はまるで、『まんが・日本●ばなし』のオープニングのようだ。これで、イワハシがでんでん太鼓を持てば、完璧だ。

「すごいっ! ちっちゃかった龍が、ちょっと授乳しただけであんな巨大化するなんてっ……!」

ヒロは、お漏らししたヤスの代わりに、カメラを回していた。ぐんぐん上がる閲覧数と登録者数は、とどまることを知らない。

「よしっ、このままデスピサロに向かって急降下だ!」

「グワァーッ!」

イワハシと龍の間には、すでに信頼関係が生まれており、あうんの呼吸で連携技を繰り出そうとする!


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