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【リレー小説】ルイーダの酒場

第30章 ズボズボタイム

現れたのは、なんと――

「えっ……パーム!?」

なぜか、アリアッハーンに残っていたはずのパームが現れた!

パームは体についた砂埃を払いながら、ムト達に近づいてきた。

「ふう、やれやれ。壁を壊すのに呪文を唱えたら……お前達にまでバギが当たっちまったみたいだな。悪かった」

「いや。それよりもお前、何でここに?」

「……お前のことが心配で駆けつけたんだよ、ムト」

「はぁっ!?」

パームは、愛おしそうにムトを見つめ、手を優しく取る。

パームの熱い視線に、ムトは思わず、胸をドキリと鳴らしてしまう。

(待て待てっ! 『ドキリ』とは何だ!? 相手は男のパームだぞ! そして俺だって、体は女でも心は男だぞ!
このままだと……どこぞの作家に、この『ちょっと大人ノベルサイト』のBLジャンルにて、尻の穴ズボズボストーリーの受身キャラにされちまう! ……いや、体は女だから、ジャンルは普通で、穴も尻の方じゃなくて……いやいやいや! 何にしても、男にドキリなんて、冗談じゃねぇって!)

内心、尻ともう一つの穴の危機を感じていると、


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