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【リレー小説】ルイーダの酒場

第31章 絶体絶命のピンチ

ムトとレミファ、そして王様をおんぶしたテヘペロは走りだす。

「ま、待って。私は、ただのオカマのダンサーよ。助けて……」

光邦の弱々しい声は、もはやムトたちには届かなかった。魔玉に力を吸いとられたために、立つこともできない。

「んもうっ。力が出ないのは、この背後霊のせい?」

光邦はいまいましげにシャドーを睨みつける。
だが、シャドーは、悲しげに魔玉をつんつんしていた。

それを見た光邦は、シャドーをあわれに思って励ましにかかる。

「もう、バカね!
よくわからないけれど、あんたは、私とズボズボタイムを過ごしたダーリンたちとの愛のメモリーなんでしょう? 素晴らしい存在じゃないの!
汚いなんて、これっぽっちもないわ!

さあ、自信をもって、私の体にちゃっちゃとお戻りなさい! そして戻ったら、主人である私の言うことをしっかり聞くのよ? いいわね? ほら、気合い入れるわよ!」

光邦は大きな息をひとつしてから、ありったけの力をふりしぼって、自らの尻穴をびろーんと広げた。

すると、シャドーが……シャドーがつついていた魔玉ごと、光邦のケツにシュルルルンと吸いこまれていった。


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