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【リレー小説】ルイーダの酒場

第31章 絶体絶命のピンチ

「まあっ、なんて素敵なベッドなの」

光邦は、ベッドをひと撫でした。
途端、ふかふかしていたベッドが8個ほどの欠片に分かれて、それぞれがすばしっこく動き出した。

「なっ、なんなんなんなん~っ!?」

ふかふかベッドの欠片は、ぴょんぴょんと跳ねまわる。

「い、いかん。ハムモンを早く捕まえないと。合体してキングハムモンになってしまうぞ!」

それまで平然としていた神父が、まごまごと焦りだす。

「え? キング?」

「キングハムモン。正式名称は、キングハムスターモンスターじゃ。大きなハムスターの怪物じゃ」

光邦がベッドだと思っていたものは、小さなハムスターのような毛並みをしたモンスターの集まりだった。
それらが合体すると、大きなキングハムスターモンスターになるという。

「そのまんまのテキトーなネーミングね。その命名者、名前を考えてる途中で眠くなったんでしょ!」

「そんな悠長なことを言ってる場合ではないぞよ。ほれ、あわわわわわ……」

ハムモンは、中央に集まり……

な…なんと、ハムモンたちが……!?
どんどん合体していく!


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