【リレー小説】ルイーダの酒場
第31章 絶体絶命のピンチ
「いい男、みーっけ!
ご用ってほどでもないんだけど私、ちょっとご休憩したいなって思ってるのよ」
教会の絨毯上に躍りでた光邦は、神父に向けてバサッとウインクを放つ。
そんな光邦に対して、ポーカーフェイスの神父は、分厚い書物を手に掲げて返事をした。
「では、神の前に、これまでのおこないを告白なさい。そして、この冒険の書に記録してもよろしいかな?」
どうやら神父は、ご休憩をご休息(ゲームの中断)と読み取ったらしい。
「なんですって? 愛の告白から?
体よりもまず言葉で愛を求めるタイプなのね」
そこで、光邦はコンパクトを取りだし、手早く化粧を直す。
そして、ツケマを揺らしながら言った。
「初めて出会ったときから私、あなたのことが……やだ、なんだか照れるわね。
それに、近くで見ると、ますますいい男。
ねぇ、神父さん。もう私、焦らされてどうにかなりそうなの。ね、いいでしょ?
告白は、ベッドのなかで思う存分、刻んであげるから。愛は急げよ、さあ、行きましょう!」
息を荒げた光邦は、何も言われないうちに神父の肩をがっしりとつかみ、教会の隅、ふかふかベッドを目指して進んでいった。
ご用ってほどでもないんだけど私、ちょっとご休憩したいなって思ってるのよ」
教会の絨毯上に躍りでた光邦は、神父に向けてバサッとウインクを放つ。
そんな光邦に対して、ポーカーフェイスの神父は、分厚い書物を手に掲げて返事をした。
「では、神の前に、これまでのおこないを告白なさい。そして、この冒険の書に記録してもよろしいかな?」
どうやら神父は、ご休憩をご休息(ゲームの中断)と読み取ったらしい。
「なんですって? 愛の告白から?
体よりもまず言葉で愛を求めるタイプなのね」
そこで、光邦はコンパクトを取りだし、手早く化粧を直す。
そして、ツケマを揺らしながら言った。
「初めて出会ったときから私、あなたのことが……やだ、なんだか照れるわね。
それに、近くで見ると、ますますいい男。
ねぇ、神父さん。もう私、焦らされてどうにかなりそうなの。ね、いいでしょ?
告白は、ベッドのなかで思う存分、刻んであげるから。愛は急げよ、さあ、行きましょう!」
息を荒げた光邦は、何も言われないうちに神父の肩をがっしりとつかみ、教会の隅、ふかふかベッドを目指して進んでいった。
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