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【リレー小説】ルイーダの酒場

第6章 モンスターとの戦い

「しかし……魔物の気配がより邪悪に感じましたね。スライムですら、狂暴化していましたし」

パームは難しそうに顔をしかめた。

「もしかしたら、復活した大魔王の力ってのは、恐ろしく巨大なものかもしれねぇな……」

ムトも深刻になり、青い瞳を細める。

大魔王の底知れぬであろう力に、世界の危機を初めて肌で感じた。

これは一刻も早く勇者様を見つけないと……。ムトは強く思った。

パームも最初の目的は魔法使いになることだけだったが、それから先もこの仲間のために力になっていきたいと、強く思えた。

レミファはキョトンとしながらも、「早くダーマ神殿に行って賢者になりたいなぁ~」と、夢をみるようにポヤンと考えていた。

イワハシは、はにかんだ。

「だから、はにかんでる場合かっ!」


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