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【リレー小説】ルイーダの酒場

第7章 宝箱の罠

イワハシは、はにかんだ。

「バッ……はにかんでる場合か! こいつは早く倒さないと全滅するぞ!」

ムトはミミックに斬りかかった。
しかしひらりとかわされてしまった。

イワハシは、はにかんだ。

「だからはにかんでる場合じゃねえってッ……」

ミミックはザラキを唱えた。
なんとムトは死んでしまった!

「くそっ、ムトのかたきっ!」

パームの攻撃。
ミス!

「やばい、次のターンでまたザラキがくるぞ! イワハシ、頼む」

期待されたイワハシは、やはりはにかんでいる。

「ここは、レミファのでばぁんっ♪」

レミファはドレミのうたを歌った。
暗い洞窟にその歌声は響きわたった。

ミミックが歯をガチガチとさせる。

「ザラキがくるぞ!」
「いっしょに歌ってくれてるんだよねぇ♪」
「んなわけあるか!」

ミミックがレミファをギロリと見た。

「え、うそぉ……」

たじろぐレミファに、ミミックは四角い口を開ける。

「レミファ、逃げろ!」

そう言われても、足がすくんで動けない。


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