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【リレー小説】ルイーダの酒場

第7章 宝箱の罠

「それなら……」と、パームが自分の考えを話し始める。

「トロル(ムト2)を、ルイーダの酒場へ行ってもらい待機させ、イワハシをこのまま連れていくというはどうでしょうか?
そのうち、馬車も手にいれることも出来たら、四人以上の行動も可能になりますよ」

ムトは「なるほど」と頷いた。

「それも悪くないな。その前に、お前……世界樹の葉はまだあるか?このなんちゃって商人を生き返らせないと、教会で高いゴールドを出さないといけなくなる」

ムトはトロル(ムト2)に聞いてみると、

「うがうが(あるけど……インチキ商人には使いたくねぇな)」

「うがうがだけで、そんな長いセリフを話してるのか」

「……お願い、トロル(ムト2)ちゃん。イワハシさんは、レミファの大事な遊び相手なのぉ。生き返らせて?」

「……うがうがっ!」

トロル(ムト2)は喜んで、世界樹の葉をイワハシに与え、生き返らせた。

「現金なヤツだな、トロル(ムト2)……」


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