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【リレー小説】ルイーダの酒場

第7章 宝箱の罠

目を覚ましたイワハシは、ぼおーっと天井を見つめている。

「おい、イワハシ、大丈夫か?」

「…………」

「返事がない、ただのしかばねのようだ」

「生きてるよ! ただ、なんか夢見てたような……」

「どんな夢?」

「川の向こう側から、亡くなったお婆ちゃんが白装束姿で手招きしてて……」

「危ない危ない、間一髪だ。生き返ってよかった!」ムトはイワハシの背中をポンと叩いた。

「お前、最初はやなやつだったけど、今は、仲間だからな」とパームもイワハシの背中を叩く。

「私も、あんたが嫌いなお客ナンバー1だったのが、今は、友達だもん。おかえり」レミファもイワハシの背中を叩いた。

「うが!」とトロルも背中を叩く。

痛恨の一撃!

イワハシは死んだ。

「おいっ、ちょっと待て! なに、はにかみながら死んでんだよ! トロル、早くルイーダにいけ! 」

どうやら世界樹の葉はもう持っていないらしい。
トロルはルイーダに向かい、三人はなんとか耐えて、イワハシの棺を引きずり、途中で湧き水を飲んでHPを回復させながら、必死に洞窟を抜けるのに成功。

もう、ダーマ神殿は目の前だ。


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