テキストサイズ

【リレー小説】ルイーダの酒場

第8章 ダーマ神殿

「どうやらあの大神官が、職業を変えてくれるようですね」

パームが言うと、

「わぁー、ずいぶんと偉そうなおじいちゃんだねぇー」

レミファが悪びれた様子もなく言った。

「しぃーっ。聞こえるぞっ」

イワハシが珍しくはにかまずに注意をした。

三人のやり取りを、一番後ろで眺めていたムトの肩を、背後から誰かがトントンとする。

「っ、何だ?」

振り返るとそこには――ボンキュッボンのピッチピチギャルが。

「な、何だっ、お前はっ!?」

すげぇナイスバディーな体に、ムトは怖じ気つき、後ずさりする。

すると――

「わしじゃよ」

「は?」

「教会まで背中を押してもらった、おじいじゃよ」

「…………なぁーーっ!?」

ムトのすっとんきょうな驚きの声が、神殿中に響き渡った。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ