テキストサイズ

【リレー小説】ルイーダの酒場

第14章 女優になるがよい

村人を病から救った肛門様御一行は(違う!)、旅を再開。

医師は仲間になりたそうにこっちを見ているが、見なかったことにした。

「みんな、一度ダーマ神殿に寄ってくれないか」とムトが止める。

「ダーマ神殿、今度はなんになるんだよ。まさか、肛門?」とパーム。

「どんな転職やねん。肛門なんて職業あるか!? 仮に、俺が肛門になったらお前ら平常心で旅を続けられるか? てか、なにが特技になるかだいたい予想がつくわ!」

「なに言ってんの? 俺は黄門さま、水戸光圀みたいな人物になりたいのかって、聞いたんだが」

「……あ、そうか。まあ、向こうで考える」

脳裏に焼き付いた様々な年齢層の女の肛門が、ムトのなにかをおかしくさせていた。

ダーマ神殿。

大神官の前に立つムト。

「なにになりたいと申すのか」

バトルマスターのムトは、賢者、スーパースター、レンジャーのどれになるかを考える。

すると大神官。
「女性器を想像するとは、まさかセクシー女優にでも……」

「嫌だよ!」

「では、女優になるがよい」

「え、いや、ちょっと待て」

ムトは、スーパースター♀になった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ