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【リレー小説】ルイーダの酒場

第15章 プリティーな賢者

レミファは塔を見上げる。

「これ、いける? ひょっとしたら頂上まで行かなきゃいけないんじゃないの? 敵が強かったりしたら今の私達じゃもたないよ。HPとMPが心配……」

それにイワハシが答える。

「そうやな、YouTuberの二人は戦闘力が少ないし、ムトは盗賊とスーパースターの能力は持つものの、まだ賢者のレベル1やし」

するとパームが……

「だったら、モンスター4匹にいってもらったらどうだ? トロルのテヘペロは、この塔のモンスターに比べたらまだ強いだろ。はやてとつばさもレベルが上がって強くなってるし、お互いモンスターだから油断もするだろ。あれ、クランチは?」

気付けば、はぐれ爆弾メタル岩のクランチの姿がない。

ムトが腕を組みながら言った。

「クランチはいまダーマ神殿だ」

「え、なんでだよ? モンスターも転職出来るのか?」

「いつでもメガンテかませるように、大神官の後ろに置いてきた」

はやてとヒロが急いでダーマ神殿に取りにいった。

「しょうがねぇ、イワハシと俺とテヘペロ、レミファでいこう。パームは、ここにいててくれ」

「わかった」

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