
おはな畑
第5章 雷雨の日
五条「はなちゃーん? よしよしよし、大丈夫大丈夫」
はなちゃんを抱き上げた俺は、そのままベッドに腰掛けて、
はな「ヒック、ヒック……うぅっ」
五条「ちょっとしんどくなっちゃったね。不安になっちゃったかな?」
はな「ぅっ、ヒック、ちっくん、いたいっ……の、こわい……っ、ヒック、ヒック、ゴホゴホ!!」
五条「そっかそっか、チックンがこわかったね。でも大丈夫だよ〜、はなちゃん。チックンしないからこわくないよ」
はな「ヒック、ヒック、しない……? グスン」
五条「うん、しないよ。チックンじゃなくて、ほら! いつもママに貼ってもらう、ゴホゴホ止まるおまじないのシール貼ろう。ね?」
はな「コクッ……シールする……ぅっ、グスン、ヒック」
五条「うん。シール貼ったらよくなるからね。大丈夫、大丈夫」
背中をトントンしながらあやす。
